原子力バックエンド

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1放射性廃棄物地層処分施設の健全性監視システムとして欧州・日本で採用

長距離・長期間のモニタリングが必要な原子力バックエンド分野では、ニューブレクスの計測機、光ファイバケーブル、モニタリングシステムが欧州・日本で処分施設の供用へ向けた研究や実証試験に採用されています。

10年以上の長期にわたって地下実証施設の常時モニタリングを行い、光ファイバ分布センシングの有用性を示している実績もあります。

2光ファイバ温度検層による地下水流入箇所の検出

ポイント
  • ✔︎ 深度約200mのボーリング孔でDFOSによる温度分布を連続計測し、深度方向の局所的な温度変化を高空間分解能で検出
  • ✔︎ 温度回復率の解析により地下水流入箇所を抽出し、既存のFEC検層結果との整合性を確認

本研究は、ボーリング孔に設置した光ファイバを用いた分布型光ファイバセンシング(DFOS)により、地下水の流入箇所を把握する温度検層の実証事例です。深度約200mのボーリング孔内に光ファイバセンサケーブルを設置し、孔内水を約25~30℃の水に置換した後、揚水開始前から揚水停止後までの孔内温度分布の変化を連続的に計測しました。これにより、従来のプローブ式温度検層では捉えにくい、狭い深度範囲で生じる局所的な温度変化を高い空間分解能で把握しました。

計測データから各深度における温度回復率を解析した結果、GL-60m付近やGL-80m付近などで特徴的な温度変化が確認されました。これらを地下水流入箇所の把握に用いられるFEC検層結果と比較したところ、おおむね整合する傾向が得られ、光ファイバ温度検層によって地下水の流入位置を詳細に捉えられる可能性が示されました。DFOSによる連続的かつ高密度な温度計測は、地下深部における地下水流動の詳細な把握への活用が期待されます。

ボーリング試験による地質環境データの取得技術の実証研究(その8)-光ファイバ温度検層-

出典:令和8年度土木学会全国大会 第81回年次学術講演会(2026年9月),© 公益社団法人土木学会