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3D実物解析技術

概要

光ファイバ線上の計測から、計測物の網羅的3D解析技術を開発しました

ニューブレクス社は、光ファイバにより計測した分布情報(ひずみ、或いは温度)を用いて、光ファイバが敷設されていない部分の3D情報を精密に解析する技術を開発し、世界で初めて構造物のヘルスモニタリングを本格的に確立しました。

ブリルアン散乱計測を代表する分布計測技術は、伝統的な点センサより数万倍の情報収集能力があります。しかし、光ファイバは線状に敷設されるため、光ファイバが敷設されていない部分の情報を直接収集することが不可能でした。例えば、構造物の破断監視時、亀裂が発生する場所が事前に予測できない、つまり網羅的な監視が実施されないと安全性が確保されません。ニューブレクス社の解析技術は、構造物の3D情報を境界積分によって求めるものです。原則的に、表面に光ファイバを敷設すれば、構造物内部の情報も求めることが可能です。さらに、光ファイバを用いることで構造体の解析区域を分割することもでき、巨大な監視対象の一部のみを解析することが可能です。

今までのCAE解析は、設計段階の補助ツールとして発展しており、対象物である製品の固有性が無視され、解析の正確性を検証する手法も限られていました。ニューブレクス社の解析技術は、対象となる実物の固有性を反映させることが特徴です。解析の正確性を検証する手法も、光ファイバ計測技術を用いて構築しました。

ニューブレクス社の3D実物解析技術を用いて常時計測を行えば、構造物内部の荷重分布と変化履歴を監視することが可能となります。つまり、破壊が起きる前段階から異常変化の発生場所を特定することができ、これまで発生したさまざまな事故を防ぐことができると考えられます。

3D実物解析技術の図1
3D実物解析技術の図2
3D実物解析技術の図2

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