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FAQ問題集
NEUBRESCOPEというのは、どのような機器でしょうか?
光ファイバを用いて距離分解能10cm、±25μεのひずみを測定できる、高精度、高空間分解能の機器です。配管、建造物などの構造物に光ファイバを貼り付け、光ファイバを貼り付けた部位のひずみ、温度を測定できます。
NEUBRESCOPEを使って、何が出来ますか?
プラント、構造物などのひずみなどの状況を、運転状態においてモニタリングすることが出来ます。また、得られた情報をもとに高度な逆解析技術を用いて、構造物の性状を視覚化して分かり易く表示、情報提供することが出来ます。
石油、プラントなどの配管、コンクリート建造物などのヘルスモニタリング、つまり異常が発生する前の状態において過大なひずみや温度が発生する状況を事前に検知することにより、建造物の状態監視などに適用できます。
何故ファイバを敷設しない箇所のひずみや応力変化がわかるのですか?
ファイバを敷設していない部位についても、その近くを通るファイバから得られる情報を元に高度な逆解析技術を用いることで、性状を示すことが出来ます。
技術的な詳しい情報などを御希望の場合はお問合せフォームより是非ご一報願います。
光ファイバ内にパルス状のポンプ光と連続状のプローブ光をそれぞれ発信し、超音波により発生する回折格子による誘導ブリルアン散乱光の周波数シフトを調べることにより、ファイバに加えられているひずみあるいは温度といった情報を読み取ることができます。
距離分解能とは何ですか。
光ファイバ上をどのくらいの区切りで測定できるかを表す、測定の密度です。
ひずみの箇所には温度成分もあると思いますが、どのように分けられますか。
光ファイバの施工方法により、ひずみ成分と温度成分を別々に分離計算して求めることができます。
距離分解能に依存しますが、現在の技術では10cmの分解能では1kmまで、1mの分解能では20kmまでとなっています。
ガスの漏洩は分かりますか。
ガスの直接的な漏洩はわかりませんが、それに関連して発生するガス管のひずみ、温度の変化を検知することにより間接的にモニタリングする方法としては可能性があります。
配管の亀裂が分かりますか。
亀裂の発生前に、必ず局所的なひずみが発生しますので、現象として亀裂が出る前に検出することが可能であるといえます。また、実験によりコンクリート梁に発生した亀裂を局所的に検知することができることも確認されています。
自分でファイバを施工できますか。
ファイバの施工には、高度な技術と設備が必要となります。精度の高いモニタリングを行うためにもご自身でのファイバの施工をすることはお勧めできません。
配管に塗膜があっても応力変化が分かりますか。
配管と塗膜が剥離しなければ、応力変化が検出できるという実験結果が得られています。
どんなファイバでも使用できますか。
センシングに用いるファイバは特殊なものを使用します。また、施工においても初期ひずみが過大とならないよう、ねじれなどが発生しないように工夫されたファイバが必要とされます。このためセンシングの用途に応じ、それぞれの特殊事情に合わせたファイバが必要になります。