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光ファイバジャイロ開発分野
基本原理
ジャイロとは、物体の角速度を検出する計測器である。その目的のひとつは、飛行機の体勢や位置を正しく教えることにある。簡易なジャイロの一種としてよく知られているコマも実は、回っているコマの軸はいつも宇宙に対して一定の方向を向き続けるという性質を持っている。この原理を使ってこれまでのジャイロは作られてきた。飛行機の中で回したコマの軸の方向に対する相対的な回転の速さとして、飛行機の宇宙に対する回転の速さを知ることができる。
しかし、この機械式ジャイロは、コマの回転を安定にするのに時間がかかる、壊れやすいので補修に手間がかかる、扱いに熟練が必要、また高価でもあったことから、航空、宇宙、船舶などの限られた分野でだけ使われてきた。
光ファイバジャイロは、スイッチを入れて直ぐに安定な性能が出せ、壊れにくく、扱いが容易である。光ファイバジャイロでは1kmぐらいの長い光ファイバを直径10cmくらいのコイルに巻くので、小型化にも適している。
この他にも、使い方が簡単、直ぐに動作するなどの光ファイバジャイロの特徴を生かし、一般の装置への新しい応用が開拓されている。

光ファイバジャイロ 基本構造

光ファイバジャイロ 基本原理